ファイルの EDD マッチを表示する

デフォルトでは、すべてのマッチしたコンテンツは、安全な接続を使用してデータベースにアップロードされる前に、デバイス上で暗号化されます。機密データをさらに保護するため、暗号化やアップロードを行う前に、以下のようにコンテンツを 編集 クレジットカード番号やアメリカの社会保障番号などの EDD データから文字をマスキングして、それによって Secure Endpoint Console に数字の部分だけが表示されるようにする処理を指します。編集は、EDD スキャンの間にコンテンツがデータベースにアップロードされる前にデバイスで行われます。 することもできます。

• クレジットカード番号

  編集後の形式: <####>************

  たとえば、復号化したマスターカードは 5491************ のように表示されます。

• 米国社会保障番号 (SSN)

  編集後の形式: <###-#>*-****

  たとえば、復号化した SSN は 480-7*-**** のように表示されます。

クレジットカード番号と SSN は、以下の定義済みEDD ルールによって発見されると必ず編集されます。クレジットカード番号、社会保障番号、個人の医療情報、個人の金融情報。
カスタム EDDルールでは、コンテンツは @Mask_After または @Mask_Upto 演算子が EDD ルール式で使用されたかどうかに応じて、編集される場合とされない場合があります。たとえば、一部の式セットのテンプレートは、コンテンツを編集するのに @Mask_After 演算子を使用します。

ファイル内で検出されたマッチしたコンテンツを表示するには、以下のタスクで説明するように、それを復号する必要があります。

特定のファイルで検出された EDD マッチを表示するには:

1. 結果グリッドにリンク付き識別子が示されている、任意の EDD 関連ページに移動します。たとえば、レポート > レポート用データをクリックします。
2. サイドバーで、EDD 概要をクリックします。
3. ファイル名列で、確認したいファイルのファイル名をクリックします。

   以下の詳細情報を示すダイアログが、ダイアログ上部に表示されます。

   • デバイス上のファイルパス

     エージェントの DAR コンポーネント Secure Endpoint Agent の軽量ソフトウェアコンポーネントで、EDD スキャン中に Windows または Mac デバイス上に保存された、リスクのあるデータを検出します。DAR コンポーネントは、「Endpoint Data Discovery ポリシー」がアクティブになっているポリシーグループにデバイスが関連付けられている場合のみ、そのデバイスに展開されます。 は、非表示のディレクトリー内のファイルもスキャンできます。ファイルパスがデバイス上に表示されているディレクトリーに一致しない場合、サブフォルダーが非表示になっている場合があります。非表示のフォルダーについての詳細は、デバイスのオペレーティングシステムの説明書、または、データがサードパーティアプリケーションに固有のものである場合、サードパーティの説明書を参照してください。

   • スキャン日 Endpoint Data Discovery ポリシーに従ってデバイスがスキャンされた日付 (ローカルなデバイス時間)。
   • ファイルの所有者
   • ファイルの種類

   見つかったマッチ数の下部には、マッチごとに以下の詳細が表示されます。

   列	説明
   ルール	マッチが検出された事前定義またはカスタム EDD ルールの名前。 スキャン不可と表示された場合、EDD スキャンの時点でシステムリソースが不足していたために、ファイルがスキャンされなかったことを示します。
   マッチしたトークン	定義済みのルールに対するマッチを生んだ単語、番号、文章のリスト。 マッチしたトークンは暗号化されます。マッチしたトークンを復号するには、その アイコンをクリックします。マッチしたトークンを復号することは調査における重要なステップです。各マッチを個別に評価して、そのリスクレベルを判断したり 誤検知 EDD 関連のレポートまたはページの結果で、ファイルに一致が検出されたが、詳細な調査のうえで一致したコンテンツがリスクのあるデータであるとは考えられない場合。を特定したりできるためです。 OVERFLOW という単語が アイコンをクリックしたときに表示された場合、ファイル内のマッチしたトークンが多数見つかったため、リストが省略されていることを意味します。最初の 128 個のマッチしたトークンのみを確認できます。OVERFLOW のマッチスコアは、表示されないマッチ数を示します。
   マッチスコア Endpoint Data Discovery (EDD) のスキャン中にデバイス上で検出されたコンテンツのマッチ数を示す計算された値。コンテキストに応じて、マッチスコアに表示される値はファイル、ポリシールール、またはデバイスに適用されます。	マッチしたトークンに関連付けられているマッチスコア。 マッチスコアの計算値は、ルールのタイプとコンテンツのタイプに応じて変化します。 ファイルの合計マッチスコアはページの下部に表示されることに注意してください。
   詳細	事前定義ルールまたはカスタムルールにマッチした式セットの名前と行番号を示します。 たとえば、Personal Financial Banking Terms:43 は、事前定義の金融用語の式セットの 43 行目が、マッチしたトークンの下に表示されているコンテンツにマッチしていることを示します。 クレジットカード番号の式セットでは、クレジットカードの種類が表示されます (Visa など)。

4. 特定の列ごとに情報を並べ替えるには、該当する列のヘッダーをクリックします。並び順を入れ替えるには、列のヘッダーを再度クリックします。アイコンから、リストが昇順 または降順 であることがわかります。

5. デバイスからファイルを削除するためにファイル削除リクエストを送信するには、このデバイスからファイルを削除をクリックします。

   このデバイスからファイルを削除ボタンがグレー表示されている場合、お客様のユーザー役割にファイル削除の実行権限が付与されていません。または、デバイスの盗難が報告されています。

6. 完了したら、 アイコンをクリックしてダイアログを閉じます。